海外旅行でインターネットを使う 5 つの方法
今や普段の生活でもなくてはならないインターネット。スマホでレストランの口コミを調べたり LINE やメールで連絡をとるのはもちろんのこと、日用品の買い物から地図アプリのナビや翻訳までなんでもありです。
そんな便利なインターネットを、海外旅行中でも日本と同じように利用する方法を紹介します。
意外と多い海外でのインターネットの接続方法
海外旅行でスマホをインターネットに繋ぐ方法は意外といっぱいあります。 今回は代表的な 5 つの方法について、メリットとデメリットを合わせて紹介します。
1. Docomo など携帯キャリアの公式ローミング
まずはもっともわかりやすくて簡単な、携帯電話会社のサービスです。 Docomo や au などの携帯会社が海外の携帯会社と契約をしており、日本で利用しているスマホをそのまま他の国でも利用できます。
メリット
- 余計な荷物や手間は一切なし: 今持っているスマホの電源を入れれば、全ていつも通り利用することができます。 一昔は「現地の違う会社へ接続してしまい青天井の料金が請求される」なんて話もありましたが、スマホも賢くなっており違う会社へ接続しないようになっているので心配無用です。
- ほとんどの国で利用できて一定料金: Docomo や au などがそれぞれの国の携帯キャリアと契約をしているので、世界中ほとんどの国で利用できます。
デメリット
- 利用料金が高い: 他の接続方法に比べて料金が高めです。 一般的にデータ通信量に比例して一日 980 円 ~ 2,980 円の料金がかかります。 家族 4 人の旅行でそれぞれが利用した場合には、毎日 3,920 円 ~ 11,920 円が必要ということですね。
- 日本の日にちで利用日数を換算: 日本時間で一日換算なので、たった 2 時間繋いだだけなのに日本で日をまたがっていると、2日分の料金が請求される事もあるので注意が必要です。
その他
最近流行りの格安 SIM は、海外ローミングに対応しておらず、電話機能のみ海外で利用できる。というものが多いです。 格安 SIM を使っていて海外ローミングをしようと思っている方は、ローミングに対応しているか出発前に要確認です。
2. 海外旅行向け Wi-Fi ルータ
イモトの wifi や global wifi など海外で利用できる wifi ルータをレンタルして、旅行先では wifi ルータに接続してインターネットを使う方法です。
メリット
- 複数人で一台を共有できる: Wi-Fi ルータの一台を旅行する人で共有することができます。 ヨーロッパ周遊プランだと 1 日 1,980 円程度なので、家族 4 人で利用しても同じく 1,980 円です。6 日間の旅行だと、ローミングをした場合では 6 万円程度かかりますが、 Wi-Fi ルータなら全員で共有できるので 1 万円前後で済みます。
- 出発前に Wi-Fi の設定が可能: Wi-Fi ルータは日本でレンタルするため、日本にいる間に Wfi−Fi の接続設定をすることが可能です。 万が一接続ができない場合には、日本にいる間に日本語で電話でサポートを受けることができます。
デメリット
- 旅行中に持ち歩く荷物が増える: Wi-Fi ルータを常に持ち歩かなければならないので、旅行中に持ち歩く荷物が一つ増えてしまします。 Wi-Fi ルータ用にモバイルバッテリーを持ち歩いた場合には、さらに一つ増えてしまいますね。
- 移動日もレンタル期間に含まれる: Wi-Fi ルータの貸出と返却は日本で行うため、移動日もレンタル期間に含まれてしまいます。 ヨーロッパや北米が旅行先の場合には、現地滞在日数の +1 または +2 日分、旅行日数の全日数分のレンタル料金がかかります。
3. 現地のプリペイド SIM カード
旅行に行った先で現地の SIM カードを買ってしまって、そちらを利用してスマホでインターネットをする方法です。
メリット
- 最安でインターネットが使える: ローミングや Wi-Fi ルータに比べて、現地でプリペイド SIM カードを購入した場合には、料金が最安になります。 だいたい 1 GB 使える SIM カードが 1,000 ~ 2,000 円程度で購入する事ができます。
- 現地での電話がかけ放題な事が多い: SIM カードだと現地で電話が使い放題な事が意外と多いです。 え、電話をすることなんてめったにない? 違うんです、一緒に旅行へ出かけた家族や友達間の連絡に現地の電話番号を使って連絡ができるんです。
デメリット
- 現地で SIM を買う時間が必要: 旅行中に現地で SIM カードを購入して設定する時間が必要です。設定は大抵店員の方がやってくれるので問題ないですが、携帯ショップで購入と設定完了までに 1 ~ 2 時間ぐらいかかります。 予定がつまっているツアー旅行などでは購入時間が取りづらいかもしれません。
- SIM フリースマホが必要: 現地の SIM を利用するには SIM フリーのスマホを利用する必要があります。最近は各社のスマホを SIM フリーにできることと、格安スマホはだいたい SIM フリーなので、あまりデメリットではなくなってきたかもしれません。
4. グローバル SIM カード
現地の SIM カードとローミングを組み合わせた様な SIM カードが販売されています。 例えばこちらの MightySIM - Home もその一つです。
旅行先の地域に合わせて予めプリペイドでチャージしておくことで、行った先の地域であればチャージしたデータ量だけインターネットが利用できます。
メリット
- 日本でインターネットの接続まで設定可能: MightySIM では日本も Zone2 に所属しているので、Zone2 でチャージをした場合には日本にいる間に設定して、インターネットへの接続確認までできてしまいます。
- 国をまたいでもそのまま使える: グローバル SIM はたいていの場合、Zone 制をとっており一定のエリアであれば一度のチャージで共通利用することができます。例えば、ヨーロッパは大抵の国が Zone1 に入っています。ヨーロッパ旅行では 2, 3 カ国周ることも多いかと思います。その時それぞれで現地 SIM カードを買うと時間と金額が結構かさみます。対してグローバル SIM であれば一度チャージしてしまえばそのまま利用し続けることができます。
デメリット
- 現地 SIM に比べるとちょっと割高: 予めチャージできるデータ量の料金が、現地 SIM に比べると少し割高です。 とはいえ、ローミングなどに比べると 500 MB を 2,000 円前後で購入できるので、2 日使ったらグローバル SIM の方が安いです。
5. ホテルやレストランの Wi-Fi のみ利用
少し趣向を変えて、お金をかけずに海外でインターネットを利用する方法の紹介です。 ここまではいつでもどこでもインターネットを使う方法を紹介しましたが、それ以外でもインターネットを使う方法はあります。
日本ではまだ多くはないですが、ほとんどのレストランやホテルでは無料で Wi-Fi を利用することができます。この Wi-Fi を利用すればスマホやタブレットでインターネットに繋ぐことができます。
海外旅行だとガイドブックの地図を使って事前に観光のルートを決めている事が多いので、意外とスマホを利用する機会が少ないです。 長距離の電車に乗っている時も景色を眺めたり、一緒に旅行している家族や友達同士で話をしていることが多く、インターネットに繋がっていなくてもそんなに問題にならないです。
まとめ
海外でインターネットを利用する 5 つの方法を紹介しました。 それぞれメリット・デメリットがありますが、私は次のような使い分けをしています。
- 一人の旅行 → グローバル SIM または現地 SIM
- 夫婦で
- 1 つの国に滞在 → 現地 SIM
- 2 つ以上の国に滞在 → グローバル SIM
友人や 3 人以上のグループで旅行 → Wi-Fi ルータ
ホテルやレストランではホテルの Wi-Fi を使う
基本的には一回の旅行で使うインターネットの接続料金が、2,000 ~ 3,000 円になるようにするとこの様になります。 これで現地で迷子になることもなく、いつでも LINE などで連絡が取れるようになるので、とっても快適な旅行ができるようになります。
グローバル SIM など最低データ量が 200 MB と少ないですが、ホテルにいる時にはホテルの Wi-Fi を使っていれば案外データ量を使いません。 何度か旅行をしていると、海外旅行中に一日にどれくらいデータ量を使うのかが分かるようになってきます。
ちなみに、イモトの Wi-Fi はハピタス、またはポイントタウン経由で借りると 500 マイル分程度のポイントが追加で貰えます。たかが 500 マイル、されど 500 マイル。 Wi-FI ルータを借りる時には忘れずにポイントも獲得しておきましょう。 ポイントからマイルへの交換方法はマイル貯め方の記事をご覧ください。
ハピタス
ポイントタウン
