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あなたのクレジットカードは安全? クレジットカードの偽造や不正利用の被害と対策方法の紹介

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皆さんクレジットカードは普段から利用していますでしょうか。 最近は、いろいろなサイトでカード番号を事前登録しておくとほぼワンクリックで買い物が出来たり、スーパーなどでもサインレスで買い物ができるので、便利に利用している方も多いかと思います。

便利なクレジットカードですが、リスクもいくつかあります。その一つにカード番号などを他人に知られてしまうと、不正利用されてしまいます。「しっかりと管理しているし大丈夫」だととしても、実は番号が赤の他人に知られてしまう事があります。それは、「外部からの番号流出による不正利用」です。

番号流出なんて自分には起こらないと思うかもしれませんが、私や身近な人を合わせると過去に何度か外部サイトからカード番号などが流出しています。またカードが偽造された事もあります。

今回は、そんな自分ではどうすることも出来ないカード番号の流出時に、どんなことが起きるのか、またどんな対応をすれば良いのかを紹介します。

流出したクレジットカード情報の不正利用は突然始まる

まずはじめに、クレジットカードの番号が流出した後、どのようにして不正利用されるか紹介したいと思います。 不正利用時の被害は他にもあるかと思います。しかし避難訓練と同じで、どんな事が起きるかを知っていれば、慌てずに対処できるようになります。

ケース1: 海外のファッションサイトや航空会社で高額の買い物が始まる

ある日、海外のファッションサイトで数万円の服が立て続けに購入されたり、海外の航空会社で 10 万円超えの航空券が何回も購入されてしまいます。 不正利用が一度始まると、一晩で数十万円分の買い物が行われてしまい、あっと言う間にカード利用上限額まで利用されてしまいます。

ケース2: 突然 Apple Store で少額の支払いが連続して始まる

ある日から海外の Apple Store で数百円の支払いが何十回、何百回と立て続けに行われて、数千円から数万円が利用されてしまいます。ケース 1 と違って厄介なのは、被害額が数十万円ではなく、数百円の支払いが何度も実施されており、一回毎の被害金額が大きくなく、気づきにくい事が挙げれます。

ケース3: 行っていない別の国で買い物が始まる

こちらのケースはクレジットカードが偽造されたケースです。この場合には、偽造したカードを利用してどこかの国の誰かが、普段の買い物などに利用を始めています。この場合は、何かを目的に利用するわけではなく、日常の買い物で利用されてしまいます。旅行しているわけでもないのに違う国のスーパーマーケットなどで利用されてしまいます。

不正利用への対策方法

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クレジットカード番号の流出による被害内容を紹介したところで、次は不正利用されても大丈夫なようにするための対策を紹介します。

始めに書いた通り、自分でどんなに気をつけていたとしても、クレジットカード番号の流出防ぎようがありません。 そのため、予防ももちろんですが、流出しても不正利用がされないようにするための対策をしておくことが重要です。

クレジットカード会社を信用する

大手のクレジットカード会社は大手になればなるほどクレジットカードの発行数も多くなっています。そのため、クレジットカード番号が流出した時の対応や不正利用への対策ノウハウも多く貯まっています。 例えばアメックスやダイナースクラブのプロパーカードや、三井住友が発行している VISA や Master Card が代表例です。

クレジットカード会社の高度な不正利用検知システム

クレジットカード会社では、クレジットカードの不正利用を見つけるために高度な検知システムを導入しています。 最近では、AI や機械学習といった最先端の技術を導入しており、不正利用の検知精度がどんどん向上していっています。

三井住友が発行している ANA VISA カードを、私は普段から利用しています。 今まで不正利用があると検知システムが見つけてすぐに連絡がやってくるため、不正利用の請求が手元にやってきたことはありません。 私はこちらの検知システムを信頼しているので、バンバンとカードを普段から利用しています。

先程紹介した不正利用の例ですと、突然海外の Apple Store で数百円の利用が立て続けに始まったため、すぐに検知され連絡がやってきました。 クレジットカードが偽装された時も同じくすぐに連絡がありました。

自分で利用した分も不正利用検知システムが検知することもある

極稀に自分で利用した買い物でも検知システムが「不正利用の可能性あり」として検知してしまうことがあります。例えば、普段はクレジットカードを使って本の買い物しかしていない人が、突然ある日から冷蔵庫や洗濯機の家電製品を何十万円分も買いまくる、など普段とは違う行動をした場合です。

検知システムが検知を失敗する内容は主に次の 2 種類があります。 クレジットカードの不正利用検知では 1. の場合であれば、「間違いでした。」で済むのですが、2. の場合だと大変な事になってしまいます。そのため、1. がたまに起こってしまったとしても 2. が起こらない様にするため、怪しければ検知するようになっているのです。

  1. 普段のクレジットカード利用を不正利用として検知してしまう
  2. 不正利用された内容を、普段のクレジットカード利用と間違えて検知しない

もし、自分で利用した分に確認の電話がかかってきても、「なんでそんな間違いするんだ!!」と怒らずに、「検知システムくんが頑張ってくれている。ありがとう」と感謝する心が重要です。 怒ってばかりいると、検知システムの優秀な AI が嫌がって本当に不正利用だった時に見逃されてしまうかもしれません (笑)

自衛策は?

いくらクレジットカード会社の検知システムが優秀だったとしても、自分でできる自衛策をしておく事でさらに不正利用の被害を減らすことができます。 次は、自分でできる自衛策を紹介します。 ただ、私は旅行好きなので、自衛策が若干旅行を前提にした方法になっていますが、これだけやっていれば十分ではないでしょうか。

基本的には不正利用やカードの偽造は海外が多いので、海外旅行での対策が主になっています。

海外へ向かっている事が分かるようにする

海外旅行へ出かけた先で、ちょっと豪華な夕食やブランド物の購入に、いきなりクレジットカードを利用すると、正しく利用されているのか不正利用なのか判別するのが難しくなってしまいます。

そこで、クレジットカードの決済内容で今から海外へ向かっています。ということをカード会社に伝えておくのです。具体的には、日本から出発する空港で少し買い物をする。乗り継ぎや到着した空港で少しだけ買い物をする。といった方法です。こうすると、「この人はここへ海外旅行へ行っているんだな」というのが利用履歴だけでわかるのです。 そうすることで、ハワイ (アメリカ) へ旅行へ行ってる間に、ヨーロッパで同じクレジットカード番号が利用されたら、ほぼ間違いなく不正利用と判断できるからです。

買い物をする。というと大げさに聞こえますが、海外へ向かっている事がわかればよいのです。 私の場合は、成田空港で保安検査場を抜けた後にペットボトルの飲み物を買ったり、飛行機の耳鳴り対策でガムを買う。とかそんな内容です。

海外旅行に行く事をクレジットカード会社に伝える

クレジットカード会社にどこへ海外旅行へ行くかを伝えておくことで、クレジットカード会社が不正検知を見つけやすくなります。 海外旅行の度に連絡をしておくと「海外旅行に行く時には必ず連絡がくる」→ 「連絡がなく海外で利用された時は、不正利用の可能性が高い」と前述の検知システムが不正利用を検知しやすくなります。

クレジットカード会社に伝えると言っても、小学生のように「8 月 15 日から 8 月 23 日まで旅行に行ってきます。」と電話をするわけではありません。8 月 15 日から 8 月 23 日まで海外旅行へ行くので、クレジットカードの上限額を上げてください。と連絡をするのです。

クレジットカード会社では、旅行先で免税品など高額な買い物のために、一時的にクレジットカードの利用上限額を上げることができます。 普段は 10 万円で上限額を設定している人が、そのまま 20 万円の買い物をしようとすると使えませんが、クレジットカード会社に利用する予定がある連絡をしておくと、一時的に 30 万円などへ上限額を上げてくれます。 このシステムを使っていつ海外へ出かけているか、言い方を変えるといつ日本にいるか、をクレジットカード会社へ伝える事ができます。

毎月クレジットカードの明細書を見る

もし万が一クレジットカード会社の検知システムが検知に失敗してしまった場合には、自分で気がつくしか方法はありません。そのため、毎月カードの明細書を見て、いくら利用されているかを確認しましょう。

別に毎日の利用内容をしっかりと覚えておいて確認をする必要はありません。 明らかに使った覚えがない高額の決済が来ている、海外へ出かけてもいないのに海外利用がたくさんある、または apple store などで何度も大量に支払いがされている。などが無いかをサッと確認すればよいのです。

不正利用された後はどうなる?

不正利用でどんな事が起こるのか、また不正利用への対策を紹介しました。次は、不正利用されてしまった後、手元にあるカードをどうすべきかを紹介します。

クレジットカード再発行

当たり前ですが、クレジットカード番号が流出していたり偽造されると、もう同じクレジットカードは利用できなくなります。 クレジットカードを再発行することになります。

クレジットカードを再発行すると、新しい番号のクレジットカードがクレジットカード会社から送付されてきます。 クレジットカードの利用停止から送付されるまで数日から一週間程度かかりますが、ここは我慢しましょう。

ちなみに、再発行したクレジットカードの番号は新しいものになりますが、有効期限はそのままです。

毎月の引き落とし先カード番号の変更

クレジットカードの番号が変わるとなると、気になるのが携帯電話代など毎月の引き落としにクレジットカード番号を登録している場合です。 10 ヶ所引き落としの登録していたら 10 ヶ所に番号の変更連絡をしなければならないのでしょうか。

実はそんなことはなく、大手会社の引き落としであれば、再発行時にクレジットカード会社の方が、引き落としのクレジットカード番号を新しい番号に自動で変えてくれます。 例えば、Docomo, SoftBankau といった大手携帯電話会社や大手保険会社の保険料などです。 最近話題の格安 SIM の会社などは会社によるので、クレジットカード会社の方から連絡があった時に問い合わせてみるのが一番です。

ANA のマイルはどうなる?

陸マイラーとして気になるのは、クレジットカードを再発行した後に、今まで貯めたマイルやマイレージ番号がどうなってしまうかです。

クレジットカードを再発行すると、マイレージ番号は新しいものに変わります。 貯まっていたマイルは新しいマイレージ番号へ引き継がれているので心配ありません。 また、前のマイレージ番号で予約していた飛行機のチケットなども新しい番号に紐付けられています。

ANA のウェブサイトには、新しいマイレージ番号と今まで利用していたパスワードでログインできます。 新しいマイレージ番号はクレジットカードが届くまでわからないので、少しの間ログインは我慢しましょう。

ホテルの予約をしていたらカードは捨てない!

古いクレジットカードの番号を使ってホテルの予約をしていた人は、カードの再発行後もクレジットカードを破棄しない方が良いです。 というのも、ホテルでは予約時に入力したクレジットカード番号と同じクレジットカードを持っている事で、予約した人と同一人物である事を確認したりするためです。

国内のホテルであれば直接事情を説明することで大丈夫な事が多いですが、海外のホテルだとそうもいきません。 英語が堪能で現地で交渉ができたとしても、そもそもホテルからみたら私達が海外旅行客のため、何をもって信用するかといったらクレジットカードやパスポートしか無いわけですからね。

というわけで、使えなくなったカードでホテルなどの予約をしていた場合には、旅行が終わるまで破棄せずに残しておきましょう。また、旅行先へ念のためカードを持っていく様にしたほうが無難です。

まとめ

クレジットカードが不正利用されてしまった時の被害や対策を紹介しました。 クレジットカードの不正利用はいつどこで起きるかわかりませんが、不正利用の被害や対策方法を知っていれば慌てる事なく対処できます。 またクレジットカードは危険だから使わない、など不必要に怖がる必要もありません。

クレジットカード会社の検知システムなどに使われる技術も日進月歩で進化しています。今は不正利用を見逃すことはほとんどないのではないでしょうか。 不正利用や番号流出は無いことを祈りますが、もし万が一皆さんのクレジットカード番号が不正利用されてしまった時に、この記事を思い出してもらって役にたてばと思います。

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