旅行好きが選ぶ羽田空港への便利な行き方 4 ルートを紹介
旅行へ出かける時にどのような方法で空港へ向かっていますでしょうか。 一度空港への行き方を決めてしまうと、案外ずっと同じ方法を利用してしまうものですよね。
今回は、羽田空港への代表的な 4 つのアクセス方法のメリット・デメリットと、毎月一度は旅行に出かける旅行好きな私が選ぶケース別のオススメのアクセス方法を紹介します。
羽田空港へアクセス方法 4 パターン
羽田空港への代表的な行き方は 4 パターンあります。 もちろん、羽田空港へ向かう時だけでなく、羽田空港からそれぞれの目的地へ向かう場合も同じです。
電車
羽田空港へ行く方法として最もポピュラーな方法が電車でのアクセスではないでしょうか。 羽田空港まで乗り入れている電車は、「京急線」と「東京モノレール」の 2 つです。
1. 京急線
京急空港線が京急線の一部として羽田空港へ通じています。 京急空港線は品川駅から出発して、羽田空港の国際線ターミナル駅と国内線ターミナル駅があります。
羽田空港の国内線は、主に JAL 便が発着する「第一ターミナル」と ANA 便が発着する「第二ターミナル」の 2 つのターミナルがありますが、どちらへ行く場合でも「国内線ターミナル駅」で降りる事になります。
京急線のメリット
京急線のメリットをまとめると「電車の本数が多い」と「安い」の 2 つではないでしょうか。
京急線のデメリット
京急線のデメリットは「駅のホームが国内線の空港のターミナルから遠い」「京急線の遅延・事故が影響する」の 2 つです。
- 駅のホームが国内線の空港のターミナルから遠い: 京急線の国内線ターミナル駅から、飛行機に乗る搭乗口または帰ってくる到着口までの距離が長くなってしまいます。先にも紹介したとおり、第一ターミナルと第二ターミナルで同じ駅を使っているため、だいたいターミナルの中間の位置に駅のホームがあるためです。 後で紹介する東京モノレールより 100 m ほど遠くなります。
- 京急線の遅延・事故が影響する: 横浜方面など京急線の別の路線で遅延が発生すると、その遅れが京急空港線にも影響してきます。 羽田線以外にも京急線は複数の路線と繋がっているため、別の遅延や事故が影響してしまうのです。
2. 東京モノレール
東京モノレールは浜松町駅を起点として羽田空港へ通じています。羽田空港側の駅は「羽田空港国際線ビル駅」「羽田空港第1ビル駅」「羽田空港第2ビル駅」の 3 つの駅があります。
東京モノレールのメリット
東京モノレールのメリットは「駅から搭乗口と到着口が比較的近い」「遅延などが少ない」です。
- 駅から搭乗口と到着口が比較的近い: 羽田空港のターミナル毎にモノレールの駅があるため、京急線に比べると駅の改札口から搭乗口や到着口が近いです。
- 遅延などが少ない: 東京モノレールは浜松町駅から羽田空港を往復しているだけなので、別路線の遅延などの影響がほとんどありません。また、各駅構内の乗り口には安全柵が設置されているため、事故がほとんど起きません。
東京モノレールのデメリット
東京モノレールのデメリットは「意外と速いモノレールの本数が少ない」です。
- 意外と速い本数が少ない: 浜松町駅から羽田空港まで直通の「空港快速」が昼間の時間帯だけ 10 分に一本ある程度です。東京モノレールには「普通」「区間快速」「空港快速」などがあるのですが、一番速い「空港快速」の本数が意外と少ないです。 そのため、浜松町駅で「空港快速」を待つと案外浜松町駅から時間がかかってしまいます。
3. 羽田空港行き高速バス
電車以外の交通機関を利用する方法として、高速バスがあります。 高速バスは山手線の各主要駅のほか、神奈川県、埼玉県や東京都下の各主要な駅や土地からの路線があります。 東京ディズニーリゾート行きなんて路線もあります。
高速バスのメリット
高速バスのメリットは、「空港まで乗り換え不要」「通勤ラッシュなし」です。
- 空港まで乗り換え不要: 高速バスは出発地と空港を往復しているので、出発口があるターミナルまで乗り換え不要です。 言い換えると、一度バスに乗ってしまえば寝ていても必ず空港に到着します。
- 通勤ラッシュなし: 高速バスですと全席座れる長距離路線のバスを利用します。そのため、電車のような通勤ラッシュはありません。 電車ですと、通勤ラッシュ時間帯には乗車率 100 % を超えた電車に大きな荷物を持って乗らないといけませんが、高速バスだとそんな心配をする必要はありません。
高速バスのデメリット
高速バスのデメリットは「電車に比べて少し割高」「到着時間が遅くなる事がある」です。
- 電車に比べて少し割高: 高速バスの料金は、電車を利用した場合に比べて 1、2 割ほど高くなってしまいます。
- 到着時間が遅くなる事がある: 出発地から空港までの道路が事故や渋滞などで混んでいると、出発地から空港までに到着する時間が極端に長くなってしまう事があります。 通常であれば高速バスのサイトに書いてある所要時間よりも短い時間で到着します。しかし、事故渋滞などに巻き込まれると、電車とは異なり別路線を使った振替輸送ができないので、非常に時間がかかってしまいます。
4. 自家用車
公共交通を利用する以外に、自分の車を利用して羽田空港へ行くことができます。 羽田空港直結の駐車場の他に、空港から少し離れた所に民間経営の駐車場があります。 民間の駐車場は羽田空港の駐車場よりも少し安めで、空港までのシャトルバスが走っている場所もあります。
自家用車のメリット
自家用車のメリットは「大きな荷物を運ぶのが簡単」「大人数だと割安になる」です。
- 大きな荷物を運ぶのが簡単: 大きなスーツケースを何個も一人が運ばないといけない時に、車を使えばトランクに荷物を入れるだけなので、簡単に運ぶことができます。
- 大人数だと割安になる: 車の場合は人数ではなく、台数毎に駐車場の値段が決まっているので、人数が増える毎に一人当たりの交通費が安くなります。 羽田空港の駐車場ですと 1,500 円/日 なので 4 人で旅行に出かけた場合、一人当たりの料金は 400 円/日になります。
自家用車のデメリット
自家用車のデメリットは「繁盛期に駐車場と周辺道路が混雑する」です。
- 繁盛期に駐車場と周辺道路が混雑する: GW、お盆や年末年始の繁盛期には、ほとんど満車で車を停める事ができません。また、スーパーマーケットの駐車場とは異なり空港の駐車場なので、車を停めた後にすぐには帰ってきません。そのため、なかなか駐車場も空かないのです。
羽田空港のアクセスオススメ 3 パターン
せっかくなので、私が普段利用している羽田空港への行き方のオススメパターンを紹介します。 もちろん、ここに書いた方法にこだわる必要はありませんが、参考にしていただければと思います。
日帰り出張・旅行パターン
日帰りで出張や旅行へ出かける場合には、持っていく荷物もそんなには多くないかと思います。 この時には、往復とも電車を使って、サッと出かけてサッと帰ってくることが多いので、最安・最速の交通手段を選びます。
住んでいる場所次第ですが、私の場合には京急を利用しても東京モノレールを利用しても家までの時間が同じなので京急線を利用しています。
帰りだけゆっくり海外旅行パターン
海外へ出かける時には、往路 (自宅から羽田空港) は電車を利用して、復路 (羽田空港から自宅) は高速バスを利用します。
もし万が一事故渋滞などで搭乗時刻に遅れてしまってはいけないので、往路は電車を利用して空港へ向かいます。 京急線が止まってしまっても東京モノレールが使えますし、JR が止まってしまっても地下鉄で浜松町駅や品川駅まで向かう事ができます。 また、空港へ向かう時間が通勤ラッシュの時間と重なってしまっても 「これから海外だ!!」 と思って頑張れます。
対して帰りは高速バスで最寄りの駅まで向かいます。 どんなに旅行先でリラックスしてきたとしても、日本に帰ってきた時には「時差ボケ」と戦わないといけません。 時差ボケで疲れているなか、たくさんのお土産を持って乗り換えや通勤ラッシュの中電車に乗るのはなかなか大変なものです。 そこで、高速バスを使って一気に最寄りの駅まで座ってワープしてしまいます。 寝てても近くまで送り届けてくれます (笑)
家族みんなで旅行パターン
家族でのんびりと旅行に行く時には、電車か車を利用します。 お盆や年末年始などの繁盛期であれば、電車を使って確実に空港へ向かいます。 繁盛期ですと多くの方も同じく休みのため、通勤ラッシュがそこまで起きません。そのため、大きな荷物を持っていてもそこまで大変なことにはなりません。
繁盛期以外ですと、やはり通勤ラッシュの中荷物を運ぶのが大変になります。また人数が多いと荷物を運んだり階段での移動が大変なので、家から直行できる車を利用します。 羽田空港や周辺の駐車場では駐車場を予約できるサービスもあるので、事前に予約をしておくと万が一満車で入れないということもなくなります。
車を利用する場合には、渋滞に巻き込まれる可能性もあるので、時間に十分に余裕をもったスケジュールで出発をしましょう。
羽田空港への行き方まとめ
羽田空港への行き方として、京急線、東京モノレール、高速バスと車を利用した 4 つを紹介しました。 値段の安さだけだと大抵は電車を利用するのが最安になりますが、高速バスや車など飛行機を利用する時期や目的に合わせて組み合わせると、普段の旅行がずっと楽になります。
次回羽田空港へ向かう時には、いつもと違うアクセス方法を試して便利なアクセス方法を見つけてみてはいかがでしょうか。